5つの社会保険制度を理解する
社会保険は「健康保険・介護保険・厚生年金保険」と「雇用保険・労災保険」の2つのグループに分かれ、 管轄機関や納付サイクルが異なります。
🏥健康保険
業務外の病気・怪我の医療費保障
主な給付内容:
- 療養の給付(医療費7割負担)
- 高額療養費制度
- 傷病手当金
- 出産育児一時金
🧓介護保険
40歳以上の介護サービス費用を社会全体で支援
主な給付内容:
- 介護サービス利用時の費用補助
- 要介護認定に基づく給付
👴厚生年金保険
基礎年金に上乗せした手厚い生活保障
主な給付内容:
- 老齢厚生年金(65歳から)
- 障害厚生年金
- 遺族厚生年金
💼雇用保険
失業時の生活支援と再就職促進
主な給付内容:
- 基本手当(失業手当)
- 就職促進給付
- 教育訓練給付
- 育児休業給付金
⚠️労災保険
業務上災害・通勤災害の補償
主な給付内容:
- 療養給付(治療費全額)
- 休業給付
- 障害給付
- 遺族給付
労使折半の原則
健康保険・介護保険・厚生年金保険は「労使折半」が基本原則です。 保険料の総額を事業主(会社)と被保険者(従業員)が半分ずつ負担します。
一方、雇用保険は会社負担が多く、労災保険は会社が100%負担します。 これは制度の目的と受益者の違いによるものです。